年々歳々花相似 歳々年々人不同

先日関吉久美先生主催のアート書道がありました~。

 

今回は最近読んだ本の中から「年々歳々花相似 歳々年々人不同」という言葉を書きました。

 

(年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず)

 

中国・唐の詩人、劉庭芝(りゅう・きい)が詠んだ詩の一節です。

 

「花は毎年同じように咲くけれども、花を見ている人間は毎年変化する」とでも訳せますでしょうか。

 

書を書きながら、近所の川のほとりに毎年咲く八重桜を見る時のことを思い出しました。

毎年毎年咲くのを楽しみにしている本当に綺麗な桜です。

 

「今年もまたこの桜は同じように咲いているなぁ、でも私の状況は変わったなぁー。」と思ったのを思い出しました。

 

私はこの言葉を聞いたときに、「諸行無常」と通じるものがあると感じました。

 

仏教の教えの一つに「永遠に変わらないものはない」という思想があります。これが諸行無常です。

 

毎年同じく咲く花に対して、人は毎年少なからず変化していきます。

 

時間は一方通行ですし、人の変化も止めることはでいません。

 

心も体も環境も、これからどんどん変化していくだろうけど、今年も花を見ることができたという喜びとして受け止めていきたいものですね。

 

 

ちなみに、書いた直後、めっちゃ尻に敷かれていました・・・

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!

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