ドリーの家ではホストファミリーをやっています。日本語を勉強する外国人留学生をうちにお迎えします。いわゆるホームステイってやつです。
学生には10代、20代の若い学生さんも来ますし、40代以上の方もいらっしゃいます。どの学生さんにも、日本語を勉強しようと思った背景にドラマがあって、一緒にお話をするのがとても楽しいです。ですが、コロナの影響でここ2〜3年はほとんど学生は来なくて、空いたお部屋が寂しさを醸し出していました。
2023年、今年に入って水際対策などが緩和され、徐々にホームステイしにくる外国人が戻ってきました。真っ暗だったお部屋に電気がついているのを見ると、以前の生活が帰ってきたような気がしてなんだか嬉しくなります。
さて。
てなわけで、徐々に以前の生活スタイルに戻りつつある世の中では、「アフターコロナ」を考えるようになってきていますよね。
ここ2、3年で、私たちのライフスタイルはとても大きく変化したと思います。特に、オンラインの急速な発展で、色々なことを外出せずに画面越しで済ませられるようになったことは、大きな変化だと思います。わざわざ現地に出向かなくても良くなったこのご時世に、なぜわざわざ日本に来る選択をするのか。流行病のことを加味して考えると、なぜ危険を冒してまで、なぜ留学に来るのでしょうか。
昔、あるテレビ番組で映画翻訳家の戸田奈津子さんが、素晴らしいことをおっしゃっていました。
「現地に行かないと、その場所の匂いはわからない」
私、この戸田さんの言葉がめちゃくちゃ好きなんですよね。個人的にまさに名言だと思います。自分の身体と脳で感じとることって、とても価値がることだと思うんですよ。それこそが「生きる」ということではないかと。
オンラインって、五感のうち視覚と聴覚は使うけど、それ以外の三つは正直わからないんですよね。地面を足で踏んだ感触、空気感や、手に取った感触とか、重量感とか(数字で示されていても、体感はやはり違う)。やっぱりわからんのですわよ。味も然り。
我々にとっては当たり前の生活でも、留学生にとっては全てが新しくて、全部初めてな訳なんですよね。
日本の文化を存分に感じ取って帰って欲しいです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回も頑張って書くので、また読んでいただけると嬉しいです!
では〜。
コメントありがとうございます
現地に行く事でわかるその国の事情やお困り事。遠くからそうらしいよと言うのではなく、体感をすることで細やかな対応ができるのですね。お仕事の上でも体感が大事だと言うことを教えていただくコメントでした。
確かに言語ってコミュニケーションのツールだとは思うのですが、それを超えるのが心からのホスピタリティーだと思いますたくさんの気づきをいただけるコメントありがとうございました
20年ぐらい前に初めて商品を海外に販売した時、貿易商社の人に現地に一緒に来て欲しいと言われた時「私は会話もろくに出来ないので行っても無駄でないか?」と言ったら「メーカーとして行くだけで意味がある。」と言われてついて行きました。おかげ様で今では販売している色々な国の事情や困りごとがわかるのでアドバイスも出来ます。現地に行く事の大事さが分かっているので先方が来日した時は精一杯のホスピタリティで接しています。